PBW『シルバーレイン』キャラクター籠乃宮・紗雫(b43941)のブログです。 銀雨PL以外はブラウザバックを推奨します。
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フッ――と…
自然と目が開いた。
広いベッドの真ん中。
仰向けに横たわる紗雫の目に入るのは、見慣れた天井。
まだ太陽も昇らぬ時間らしく、小さな間接照明しかない室内は薄暗い。
その事実が紗雫を不安にさせた。
自然と目が開いた。
広いベッドの真ん中。
仰向けに横たわる紗雫の目に入るのは、見慣れた天井。
まだ太陽も昇らぬ時間らしく、小さな間接照明しかない室内は薄暗い。
その事実が紗雫を不安にさせた。
また…、と思う。 寝覚めが悪い。 こういう時は大抵、良くない夢を見ていたのだ。 昔よくこうやって目が覚めた。 不安に駆られ、ただ救いを求めては優しい祖母の部屋に忍び込み、ベッドに潜り込 むのがその頃の常であった。 最近はその悪夢もご無沙汰。 学園の仲間のおかげだと、紗雫は知っている。 なのになぜ?と思う。 信頼できる仲間がいて、大好きな友人がいて。 不安に思うことなんて、なにもないのに。 結社の仲間の顔を一人一人思い浮かべてゆく。 そうすると、次第に緊張がとけていった。 思っていた以上に体は強張っていたらしい。 それでも、なぜ、という思いが残る。 それが紗雫を心細くさせる。 幼いながらに、夢の底にはなにがしかの真意がある、と紗雫は思っている。 それはナイトメア適合者故か、はたまた子供ならではの第六感か。 ふと、祖母の言葉を思い出した。夢の世界はつながっている。らしい。 つまり、夢の出来事は自分一人のことではないケースも少なくないということ。 ころん、と横向きに寝返りを打ち、布団を胸元に手繰り寄せる。 ぎゅ、と布団を抱き締めることで、少しでもこの胸騒ぎを消そうとした。 だから暗闇は苦手だ、と思う。 早く夜が明けて、太陽が昇ることを祈るような思いで願った。 明るい陽の下に出れば、夢のことなんてなかったことにできるから。 太陽が昇れば学校に行ける。 みんなに会えば、不安なんてどこ吹く風だ。 夜が明けるには、いましばらくかかりそうだった…―――
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プロフィール
HN:
籠乃宮 紗雫
年齢:
24
性別:
女性
誕生日:
2001/04/24
職業:
巫女×ナイトメア適合者
趣味:
歌。描。絵本。
自己紹介:
詳しくはリンク『か乃宮・糸少な』よりステシへどうぞ。MSNメッセあります。お気軽にお手紙でどうぞ。
→→→この画像は、㈱トミーウォーカー(TW)の運営する『シルバーレイン』の世界観を元に、㈱TWによって作成されたものです。イラストの使用権は作品を発注したお客様に、著作権は華谷百花に、全ての権利は㈱TWが所有します。←←←
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